建築家住宅とは
予算と資金繰り
予算と資金繰りは、
余裕をもって組みましょう
資金には十分な余裕を持って家づくりに望みましょう。それでもダメな時は建築家に相談しましょう。専門外ではありますが、建築家はいくつかの家づくりを通してそれなりの知識を蓄えています。
建築家はづくりのパートナーですから設計図の作成だけを依頼するだけではもったいなさ過ぎます。
ここでも一般的な予算と資金繰りののことを記載します。住宅をつくる場合、大抵の方は自己資金と住宅ローンにより事業資金を捻出することになると思います。
事業資金は概ね(1)工事費、(2)設計料、(3)その他で構成されます。
(1)は坪単価と云われる目安の金額があります。建築家との家づくりの場合は最低でも70万円/坪程度は考えておく必要があります。(それ以下でも応じてくれる建築家はいます。)坪単価はあくまでも目安ですので、建物の規模や性能により異なりますが、建築家の云う坪単価は大抵の場合、電気や空調等も設備費も算入された数値となります。
(2)は一般的には工事費の10~15%になることが多いと思います。若手程安価で十分な経験則も持った建築家程高くなる傾向になりますが、家づくりの予算全体から考えると大きな金額ではありません。それよりも建築家との家づくりにより得るものは沢山あるのではないかと考えます。建築家は工事費のカットも上手なので、かえってお得になることもあるかも知れません。
そして(3)その他ですが、(1)工事費、(2)設計料以外にも家づくりに必要な予算は沢山あります。カーテン、家電、家具等新しい家をつくると新しく欲しくなったりするのも人の常。引越費用や登記費用なでも考えておかなければなりませんので、事業予算の10~20%は確保したいところです。
それ以外にも新たに土地を取得する場合などは土地取得費、既存家屋の解体などが必要な場合は、解体費だけではなく、仮住まい費用なども考えておく必要があります。
結局のところはケースバイケースですので、建築家に相談してみることをお勧めいたします。
建築家によってはヒヤリングし事業計画書の作成もしてくる方もいます。