完成したすまいのメンテナンス

一般的に注文住宅は、長い時間かけて設計し、また丁寧に工期をかけて建設されます。

完成した瞬間はどんな家もピカピカで美しく感じるものですが、10年、20年後、完成時よりも、更に美しさを増している建物は、そう多くはありません。問題はおおきく二つあります。設計そのものが、耐久性、耐用性への配慮にかけている。つまり、素材や納まりの選択の問題です。もう一つは、住まい手が『お手入れ』を怠っているということ。

メンテナンスという言葉は、保守、点検というニュアンスを多く含んでいますから、住宅の耐久性能を示すような意味で、メンテンスフリーという言葉を用いるのは、間違いです。太陽光発電など先進設備にはじまり、多くの設備機器、配管、配線を抱える住宅。従って、保守点検は必須であり...

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建築家住宅の保証

すでに多くの方々に周知されているとおり、完成した住宅は、建築家住宅という注文住宅づくりを選択し、地域の施工会社、工務店に建設いただいても、ハウジングメーカーや建売住宅、マンション同様に10年間の瑕疵担保保証が付帯されています。ここで注意したいところを二点指摘しましょう。

1) 瑕疵担保保証では、生活上の経年変化や劣化、ちょっとした設備的なトラブル、構造と無関係なひび割れなどは対象外です。すなわち、建具の反りや建つけ、クロスのはがれなど、外壁のよごれ、雨樋のつまり、等々、小さいながら修繕が必要なあれこれとは、全く関係ないのです。

2) 従って、もし仮に、施工会社の経営が思わしくない状況になり、お宅の修繕等に関われない状況になった場合、建物の維持、保守管理、お手入れには、まったく役に立たない保証。瑕疵保証とは...

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2016.11.21 webサイトを更新いたしました。

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