建築家住宅とは

建築家住宅の保証

完成した住宅は、
10年間の瑕疵担保保証が付帯されています

すでに多くの方々に周知されているとおり、完成した住宅は、建築家住宅という注文住宅づくりを選択し、地域の施工会社、工務店に建設いただいても、ハウジングメーカーや建売住宅、マンション同様に10年間の瑕疵担保保証が付帯されています。

ここで注意したいところを二点指摘しましょう。

1) 瑕疵担保保証では、生活上の経年変化や劣化、ちょっとした設備的なトラブル、構造と無関係なひび割れなどは対象外です。すなわち、建具の反りや建つけ、クロスのはがれなど、外壁のよごれ、雨樋のつまり、等々、小さいながら修繕が必要なあれこれとは、全く関係ないのです。

2) 従って、もし仮に、施工会社の経営が思わしくない状況になり、お宅の修繕等に関われない状況になった場合、建物の維持、保守管理、お手入れには、まったく役に立たない保証。瑕疵保証とは、雨漏りや構造上重要な箇所を手当するための保証だからです。

それでは安心を得る為に生活者の皆さんが気をつけるべきポイントをまとめましょう。

● 信頼に足る施工者選びをすること。
2)で記した家守 りやお手入れに、家が存在するかぎりおつきあいいただける工務店。ご自身でも直観的に選択し、入念に検討しましょう。建築家は施工者選定にさまざまな視点からアドヴァイスします。

● 家づくりに「建築家住宅」を選択した場合、工務店との請負契約書でなく一級建築士事務所との設計契約も締結します。両者の契約書に記された建物の保証や瑕疵に関わる部分の説明を十分に受けましょう。 建築主の問題意識がトラブルを未然に防ぐスタートです。